こんにちは。福岡市議会議員のあべひできです。令和7年第一回定例議会及び、条例予算特別委員会が3月26日に閉会致しました。令和7年度予算案は全て可決。私の所属する日本維新の会福岡市議団は予算案に賛成をいたしました。ではその内容について詳しく触れていきたいと思います。
来年度のテーマは「まちにみどりを」で緑化施策が特に多かった印象です。一人一花に力を入れていた高島市長が更に緑化に力を入れようとしていると感じました。具体的には市の保有施設の緑化、民間の緑化の補助金、地下鉄空間の緑化などでした。緑化については市民の癒やし空間の創出や環境に配慮した街づくりとして必要ではあるものの、その経費についてはしっかりと精査を行い、無駄遣いがなされていないかをしっかり見極めなくてはいけません。今回の議論の中では今後の維持管理費用に関して不透明な部分も多く、私達の会派も今回は後でも触れる子供施策や防災の強化などしっかりと拡充して取組みが行われることも踏まえ全体では賛成いたしましたが、緑化に関しては今後もしっかり注視していかなければならないと感じております。
次に子供施策の拡充です。今年はなんといっても学校給食の無償化が小学校、中学校、特別支援学校全てにおいて2学期から開始されます。これは子育て世帯にとっては本当にありがたいことであると思います。子育て世帯や次世代のための政治を志して公約にも学校給食の無償化を掲げ選挙に当選致しましたので今回こうやって公約を実現することができて本当にうれしいです。また、学校の体育館に令和9年度までに全ての体育館に冷房が整備されます。真夏の猛暑下で体育館で運動できないなどお声をいただいてこの施策が実現しました。また、冷房整備は真夏に災害が起こった場合の避難所に関しても非常に役立つものであり素晴らしい施策であると考えております。
最後に防災も福岡市はしっかり取り組んでいきます。TKBという頭文字をとってトイレ、キッチンカー、ベッド(段ボール)の整備を行っていきます。具体的には、トイレカーを各区に整備、民間のキッチンカーと協定を結び、緊急時の炊き出し等に協力、段ボールベッドを準備し、避難所での寝床の確保を行うとのことです。激甚災害が頻発する昨今、しっかりと備えを行っていきます。
以上が今年の大きな予算のテーマと目玉施策です。個人的に今年から、妊婦健診の助成券が超音波検査と子宮がん検診で一つ増えるのと、新生児マススクリーニング検査の拡大部分の疾患(SCID,SMA)の費用(1万円程度)が無料になり、一般質問で訴えていたことが実現して本当に良かったです。関わっていただいた担当の市職員の方々本当にありがとうございました。